羽田空港新滑走路の工事進む-盆休み返上、24時間態勢で

東京国際空港全体図(手前が工事中の新滑走路) 提供:国交省東京空港整備事務所

東京国際空港全体図(手前が工事中の新滑走路) 提供:国交省東京空港整備事務所

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 羽田空港の4本目の滑走路(D滑走路、2,500メートル)の建設工事が、2010年10月の供用開始を目指して急ピッチで進んでいる。

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 新滑走路建設は同空港の再拡張事業の一環で、国交省東京空港整備事務所が管轄。建設位置は空港島の沖合約620メートルで多摩川河口に近いことから、全長の約3分の1が水流に影響を与えない桟橋形式となるハイブリッド構造となる。

 ほぼすべての工程が雨・風・気温など天候の影響を大きく受けるなか、工事は24時間365日昼夜連続で進んでいる。盆期間中も一部地域からの材料搬入が休止となったにもかかわらず施工を継続した。

 現在までに埋立部護岸の一部が海上に姿を見せ、桟橋部と連絡誘導部ではジャケット(橋脚土台)の25%以上の据え付けが完了。埋立部と桟橋部の接続部分でも鋼管矢板と呼ばれる鋼材全641本の打設を完了し、引き続き異なる構造の両部を一体的に結びつける作業に入った。

 新滑走路のオープン後は、同空港の年間発着能力が現在の29.6万回から40.7万回に引き上げられる予定。

 同事務所では工事現場を見渡せる展望台を一般に開放している。8月中の開館時間は10時~18時(土曜閉館)。毎月第2・第4日曜には第2旅客ターミナルから無料バスを運行する。

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