羽田空港国際線旅客ターミナルビル(大田区羽田空港2)の展望デッキの改修工事が4月13日に完了し、保安フェンスの一部ワイヤ化により、眺望が向上した。
工事は同ビルの管理運営を行う東京国際空港ターミナル(TIAT、同)が2月から進めていたもので、一般空港利用者向けのサービス向上の一環。同ビル5階に約250メートルにわたって伸びるオープンエアの展望デッキの中央部分の保安フェンスを、従来の全面格子状のものから水平ワイヤのみの形状に変更した。同デッキから望む駐機場や滑走路を挟んだ国内線ターミナルと管制塔などの眺望がより見やすくなり、航空機などの写真撮影の場合もフェンスがフレームに入りにくくなった。開放的な空間の提供で「より飛行機が見やすく、写真撮影もしやすいスポットに生まれ変わった」(同社担当者)という。
水平ワイヤの保安フェンスは、同空港の国内線ターミナルの展望デッキでも採用されており、航空ファンやカメラファンに好評を得ていた。
同デッキは終日開放。24時間空港の航空機の発着をいつでも自由に楽しむことができる。