羽田空港(東京国際空港)が、調査会社「SKYTRAX」(スカイトラックス、本部=ロンドン)が4月10日に発表した2013年世界空港ランキングで、2部門で1位、総合で9位になった。
ランキングは同社が毎年実施する「ワールド・エアポート・アワーズ」。今回の調査は期間9カ月、世界395の空港で約1210万人の旅行者へ行ったアンケートを基に、世界の主要空港に対する評価を集計。評価は、出発・到着時の空港設備とサービスの質、ターミナルの清潔度、スタッフの効率性と丁寧さ、空港内の表示の分かりやすさ、保安手続き、出入国検査、食事やショッピング施設のレベルなど39項目にわたる。
羽田空港(第1・第2国内線旅客ターミナル、国際線旅客ターミナル)は各国の国内線空港の総合評価である「World’s Best Domestic Airport」部門と、空港の清潔さと快適さなどを評価する「Best Airport Terminal Cleanliness」部門で、それぞれ世界1位に輝いた。スカイトラックスのエドワード・プライステッドCEOは同空港の受賞について、「数年前の再国際化以来、羽田の人気は高まり続けているが、好意的な評価の多くは国内旅客からのもの。国際線の拡大と並行して、長く実績のある国内線ターミナルが、その総合的な空港機能の効率性と交通アクセスの良さを理由に、継続的に高い評価を得ている」とコメントした。
同空港は総合評価でも国内空港最高位の世界9位に、アジア地域部門では5位にランクインした。総合評価ランキングの世界一は、2010年以来初、4回目の受賞となるシンガポールのチャンギ国際空港。