台場エリアで12月15日に開催される、2020年の東京五輪招致イベント「ODAIBA EKIDEN FESTIVAL」に著名アスリートの「ドリームチーム」が参加することが決まった。現在、一般参加チームのエントリーも受け付けている。

　東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会が初めて企画するランニング・イベント。五輪開催都市決定まで9カ月となるのを機に、参加型のスポーイベントを開催し一般市民の五輪への関心と国内の支持率の向上を目指す。コースはお台場西端の潮風公園（品川区東八潮1）からお台場海浜公園近くの「第三台場」入り口までの海岸線を往復する1周5キロの周回。途中、走りながら東京湾、レインボーブリッジ、都心などの眺望を楽しむことができる。レースは5人1組男女別の「駅伝」のほか、キッズラン・親子ランなどの種目も用意する。

　レースには日本を代表するアスリートも参加。有森裕子さん（マラソン、バルセロナ・アトランタ五輪メダリスト）、朝日健太郎さん（ビーチバレー、北京・ロンドン五輪出場）、浦田聖子さん（プロビーチバレー選手）、米田功さん（体操、アテネ五輪メダリスト）、潮田玲子さん（バドミントン、北京五輪入賞）さんが「スポーツドリームチーム」として参加するほか、ロンドン五輪トライアスロン日本代表チームの5人が「現役アスリートチーム」として、高橋尚子さん（マラソン、シドニー五輪メダリスト）がキッズランと親子ランに出場する。

　同イベントでは現在、各種目の一般参加者を募集している。参加条件の詳細とエントリー方法はイベントの特設サイトで確認できる。12月3日締め切り（定員になり次第受付終了）。

　招致委員会の調査によると、10月中旬の東京都民の五輪招致支持率は、賛成＝67％、どちらでもない＝21％、反対＝13％で、立候補都市の中で支持率が最高のマドリードとは13％の差があった。広く市民がアスリートと共に楽しめるスポーツイベントを開催し、招致に向けた機運を高めていきたい考え。