国土交通省は5月29日、日本とアラブ首長国連邦(UAE)による航空協議が合意し、羽田空港の発着枠などの設定を認めたと発表した。
日本とUAEの双方の航空会社は2013年夏期以降、旅客便を羽田~ドバイ線とアブダビ線にそれぞれ週7便、貨物便をドバイまたはアブダビ線に週6便運航できるようになる。羽田空港野発着枠は深夜早朝時間帯(23時~翌朝6時)に限定する。
合意では成田空港の発着回数が27万回に増加する2013年夏期のタイミングで、成田~ドバイ線とアブダビ線を、それぞれ現行の2倍の週14便に増便することも認めた。
日本とUAEの間には現在、UAEの航空会社2社が週に24便を運航する。旅客の輸送実績は41万人(2011年)。日本とそのほかの湾岸諸国との航空交渉は、カタールとの協議が5月30日・31日に予定されている。