KDDIグループで高速モバイル通信サービス「UQ WiMAX」を提供するUQコミュニケーションズは4月26日より順次、羽田空港への鉄道アクセスの京浜急行空港線の駅構内と車両内で同サービスを利用できるようにした。
これまで対象エリア外だった同空港に近い地下駅などで、基地局の整備を進めるもの。サービス開始日と対象エリアは4月26日=大鳥居駅、5月末=天空橋駅・羽田空港国際線ターミナル駅・羽田空港国内線ターミナル駅。同線を走る車両内でも、一部区間を除き通信が可能になる。
トンネル内へは駅施設から電波を発射して走行する車両内からのモバイルアクセスを可能にする。同サービスの電波の直進性を生かす独自の対応で、カーブや高低差のあるトンネル区間は圏外になる。
交通機関でのサービスエリア拡充に積極的に取り組む同社。すでに国内の20以上の空港ターミナルと空港アクセス鉄道・バス車内などで、同サービスまたはWi-Fiサービスを提供しており、羽田空港のアクセスでは今月、東京モノレールの地下部分を含む全区間の駅と車両内で利用できるようにした。(取材協力=みんなの空港新聞)