羽田空港(東京都大田区)第1旅客ターミナルのレストラン「ル・シエール」が3月30日、「屋内庭園の見えるレストラン」としてリニューアルオープンした。
同ターミナルの商業エリア・マーケットプレイス2階に位置する同店。店舗面積156坪に148席を用意し、カジュアルなスタイルで洋食・喫茶メニューを提供する。同ターミナルの出発ゲートエリアとは大型のガラスで仕切られており、保安検査後のエリアを広く望めるのが特徴。
今回のリニューアル工事は同店舗からガラスを隔てた出発ゲートラウンジに3月9日、屋内庭園「花の楽園-緑の詩をきかせたくて」が完成したことを受け実施。店内の中央の壁を撤去し、開放感を向上。エントランス部分を含む店内のほぼ全席から同庭園が眺められるようにした。
同庭園はゲートエリアの自然光が当たる約45坪の空間にガジュマル・シルクジャスミン・スパティフラムなど約75種類・約900本を植樹する。ランドスケープアーティストで英国「チェルシーフラワーショー」のゴールドメダル受賞者の石原和幸さんのデザインで、石原さんが東日本大震災の後に「美しい東北の里山の風景をよみがえらせたい」「美しい日本の原風景や自然と共に生きる心を世界中の人々に伝えたい」という思いで同ショーに出展した作品を羽田空港内に再現した。
同店ではリニューアルに合わせメニューも一新。主なメニューは、手作りの粗びき「ビッグハンバーグステーキ」(220グラム、1,300円)、「土鍋ミートスパスゲティー(1,100円)、「紅茶のシフォンケーキ オレンジソース」(650円)など。
営業時間は6時~19時。