羽田空港第1旅客ターミナル2階出発ゲートラウンジに3月9日、屋内庭園「花の楽園-緑の詩をきかせたくて」が完成した。
庭園は販売・飲食店舗が集積する「CAPTAINS’ TOKYO(キャプテンズトーキョー)」の一部として、同ラウンジの吹き抜けスペースに開設。約45坪の空間にガジュマル・シルクジャスミン・スパティフラムなど約75種類・約900本の樹木を植える。
デザインはランドスケープアーティストで英国「チェルシーフラワーショー」のゴールドメダル受賞者の石原和幸さんが手掛けた。石原さんが昨年、東日本大震災の被災地域を巡った後に「美しい東北の里山の風景をよみがえらせたい」「美しい日本の原風景や自然と共に生きる心を世界中の人々に伝えたい」という思いで同ショーに出展した作品を、羽田空港内に再現した。
同日行われた同施設の完成を祝う植樹式で、石原さんは「庭を通して日本の美しさと日本の心を広く伝えたい」とあいさつした。「この庭を見て、震災復興を進める東北の美しい自然と人々にも思いを寄せてもらえれば」とも。
同施設のあるエリアは、搭乗客のみ自由に立ち入りができる。