JAL(本社=品川区)が7月1日から運航を開始した羽田~香港便が好調だ。
同社は、昨年の規制緩和で拡大した国際線深夜・早朝発着時間帯を利用して、同路線に「定期チャーター便」を毎日2便(1往復)運航する。フライトスケジュールは、往路が羽田20時30分発、香港翌日0時5分着(現地時間)。復路が香港1時20分発(同)、羽田6時30分着。同社の同空港発着の国際線定期便としては、ソウル(金浦)・上海(虹橋)に続く路線。
使用機材は座席数237席のボーイング767-300ER(7月1日羽田発の初便は747-400で運航)。7月の予約率・搭乗率は「たいへん高いレベル」(同社)で、香港からの予約がとても多いという。都心への移動や国内空港への乗り継ぎなどで利便性の高い羽田発着が、訪日旅行者の間で人気が高いことがうかがえる。同社では日本出発の旅行商品についても今後、深夜を有効活用する新しい香港行きの旅行スタイルとして、販売拡大を目指す。
同路線にはANAが今年4月に定期チャーター便を就航し、キャセイパシフィック航空(香港)も4月と5月にチャーター便を運航した。新しい路線ながら各社のフライトは搭乗率が高く、旅客にも好評だという。2010年の同空港の国際化に向けたマーケットの動きととらえられている。
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