米グーグルが提供するオンライン地図情報サービス「グーグルマップ」に3月30日、2010年10月に開業した新国際線旅客ターミナルビルなど羽田空港国際線地区のデータが登場した。
羽田空港国際線地区は、同空港の再拡張・国際化事業の中核をなす施設の一つで、旅客ターミナル・駐車場・貨物ターミナル・鉄道駅・駐機場などの施設の多くが開業の約1年前より外観を整えていたが、グーグルマップの地図データは更新されていなかった。
同日より同オンラインサービスでは地図と航空写真の両方のデータが更新。旅客ターミナルや鉄道駅などの詳細のほか、新ターミナル側に一部移動した東京モノレールの新軌道などが表示されるようになった。現実の空港国際化より約5カ月遅れて、オンライン地図情報サービスでも羽田の国際化が「完了」したことになる。
グーグルマップの情報について、同社は「プロバイダーなどから地図データの提供を受けて表示している。今後もプロバイダー各社と協力して常に地図を更新していく」としている。