羽田空港は今年度から、6月5日を「環境の日」に、6月5日~11日を「環境週間」にそれぞれ設定した。「環境の日」(6月5日)と「環境月間」(6月)に合わせたもの。
同空港の関係者の環境への関心・理解・積極的な活動を促すことが目的。管理者・事業者が一体となって「環境にやさしい空港」の実現に取り組む組織、「東京国際空港エコエアポート協議会」が実施主体となる。
6月5日には希望者を対象に「羽田空港内エコツアー」を実施した。同空港内の環境対策を実際に見学してもらうことを目的に企画。参加した空港関係者15人と地域住民20人が、普段は立ち入ることができない空港内部で、航空機エンジンの水洗浄施設・第2旅客ターミナルビル設備・航空機支援車両の再生タイヤを視察した。
環境週間では省エネ活動の実践や啓発活動に取り組むほか、関係者から環境改善の提案を募るなどする。
同空港では現在 、ターミナルビル内の飲食店から回収した廃食用油を空港内のディーゼル車両や特殊な発電機の燃料として使用する廃食油リサイクル・プロジェクト、「BDF(バイオ・ディーゼル・フュエル)トライアル」を推進している。このリサイクル・システムにより、廃棄物の空港外へ搬出量を減らし、CO2排出量の削減が期待できるという。
今後も継続的にさまざまな対策に取り組み、環境保全に配慮した空港施設を目指す。
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