羽田空港をはじめとする国内全ての空港で4月より、地上の航空機内で携帯電話などの電子機器の通信機能が使用可能になる。
国土交通省が航空法の規制の一部を改正し、従来は禁止されていた離陸前と着陸後のうち、航空機のドアが開いている時間に機内での携帯電話の通話やメール送受信などができるようにするもの。
欧米を中心にした海外の多くの空港では以前より、航空便の乗客が離陸前と到着後の機内で携帯電話などが使える。国内では電子機器・通信機器が航空機の機器に影響を与える恐れがあるとして、航空法の規制によりドアが開いている間も含め機内では使用を禁止していた。
国内の航空会社は4月以降の運用の変更についてまだ発表を行っていないが、原則的に同規制の改正を受け入れ旅客サービスの向上につなげていく意向が伝えられている。同方針は国内の空港に乗り入れる外国航空会社の航空機にも適用される。ドアが閉まっている間は現行通り携帯電話や通信機器の電源を切るとが求められる。