スカイマーク(大田区羽田空港1)は2月1日、羽田空港と中部国際空港(セントレア、愛知県常滑市)を結ぶ新路線を開設した。
同社が同日の中部国際空港新規乗り入れで就航した3路線の1つで、首都圏と名古屋圏を結ぶ定期航空路線としては29年ぶりの復活となった。運航スケジュールは羽田発=22時55分、中部到着=23時55分。中部発=23時40分、羽田着=24時40分。機材はボーイングB737-800型機を使用する。
同社営業担当者は「大都市の国際空港を結ぶ深夜時間帯の運航は(国内航空サービスとしては)新しい試み。利用状況などをみながら今後、告知やプロモーションなどを積極的に進めていきたい」とし、新規需要の開拓に意欲をみせる。
新路線開設に合わせて中部国際空港では旅客ターミナルビルの閉館時間を従来の23時30分より24時30分に遅らせたほか、4月30日までの期間限定で、深夜便で羽田から到着する旅客を対象に駐車料金の割引を実施する。同空港広報担当者は「深夜便は24時間空港の機能を生かすもの。中京圏の人々にとって新しい交通の選択肢となる。今後、旅客層などに注目し、さらなる空港サービスの拡充を検討していく」と話す。
スカイマークはすでに羽田空港から北九州や那覇などの24時間運用の空港へも、深夜時間帯発着の定期便を運航している。