JALグループは1月20日、2011年度の路線・便数計画を発表した。羽田空港路線では市場の需要に応え、再拡張で増加した発着枠を最大限に活用するかたちで、主に西日本への国内線の増強を図る。
会社更生手続きにおける事業計画で策定された路線便数計画をベースに、羽田空港からは広島・山口宇部・長崎・宮崎・鹿児島・沖縄の各国内路線で1日1~2便を増便するほか、国際線ではホノルル線の機材を原稿のB767-300ER型機からB777-200ERへ大型化する。
羽田空港線以外の国内線では、福岡~奄美大島・屋久島の2路線を開設。関西発着の2路線、札幌発着4路線なども増便。国際線では成田~モスクワ線の増便などを実施する。
一方、現行の提供座席数に応じた需要が見込めない羽田~関西、福岡~鹿児島・宮崎の3路線では、1日1~2便程度の減便を行う。
同社は新路線計画の実行で「黒字を安定的に確保できる体制を確立する」としている。
新スケジュールでの運航は3月27日より、順次開始予定。