グランビスタ ホテル&リゾート(中央区)は1月17日、同社が運営する「ホテルコムズ大田市場」(大田区東海3)の営業を6月14日付けで終了すると発表した。
ホテルコムズ大田市場は「東洋一の規模」とされる大田市場の敷地内に1996年7月に開業した。メーンの市場関係者や近隣企業らの利用のほか羽田のエアポートホテルとしての営業展開も進め、これまで客室年間稼働率80%台を確保。市場直送の新鮮な食材を生かしたレストランメニューなども話題を集めていた。
しかしながら同社は、グループホテル全体として事業採算性の高い部門の拡大と採算性の低い部門も縮小・撤退を進める中、同ホテルを建物の賃貸契約の満了を機に営業終了を決めたもの。今後はグループとして海外マーケットも視野に入れた事業展開を進めていくという。新千歳空港・仙台本館・仙台アネックス・銀座・名古屋・ 大阪・大津・福岡にあるホテルコムズは、従来通り営業を続ける。
営業は、宿泊が6月14日のチェックアウトまで、レストランは同日の昼食まで。