観光庁は4月22日、羽田空港国内線旅客ターミナル内のスペースを活用した国内観光振興PR企画「観光プロモーション in 羽田空港」の2010年度の実施団体を発表した。
同庁が主導となり国内航空需要の拡大と国内宿泊旅行の拡大を目的に、全国の自治体や観光振興団体に1年を通して首都圏空港で地域観光PRの機会を提供するもの。2008年度から「実験的に」実施しており、今年度で3年目。
実施が決まった15団体と実施日は次の通り。「にし阿波観光圏協議会」「島原半島ジオパーク推進連絡協議会」(5月19日~21日)、「京都府」「北海道中標津町」(6月16日~18日)、「岡山県」「山梨県」(7月7日~9日)、「瀬戸内四都市広域観光推進協議会」「山形県鶴岡市」(8月18日~20日)、「青森県」「観光かごしま大キャンペーン推進協議会」(9月8日~10日)、「東京スカイツリー・下町文化創成協議会」(11月17日~19日)、「日光観光圏協議会」(12月8日~10日)、「愛知県東三河広域観光協議会」(2011年1月26日~28日)、「富士山・富士五湖観光圏整備推進協議会」(2月16日~18日)、「富山湾・黒部渓谷・越中にいかわ観光圏協議会」(3月9日~11日)。
「東京スカイツリー・下町文化創成協議会」(墨田区)は同プロモーションで初となる「東京を拠点とする」団体。
同プロモーションを管轄する観光庁観光地域振興部の担当者によると、今年は会場となる空港ターミナルの関係で実施枠が減少するが、過去2年の実施後のアンケートでは参加団体の約90%が「プロモーション効果があった」と答えたという。2009年度に続き実施を決めた「にし阿波観光圏協議会」(徳島県)の担当者も「全国の人々が集まる羽田空港でのPRはとても有効」と国内のハブ空港での観光振興活動に期待を寄せている。
会場は、第1旅客ターミナル2階マーケットプレイスか第2旅客ターミナルのオープンスペースのいずれか。