京浜急行電鉄と、鹿児島で路線バスを共同運航する南国交通・いわさきバスネットワーク(共に鹿児島市)は3月20日から、「羽田京急きっぷ」を発売する。
「羽田京急きっぷ」は、羽田空港から東京都心・横浜方面への鉄道路線を持つ京浜急行電鉄と、鹿児島空港と鹿児島市内を結ぶ路線を持つバス会社2社が、共に空港アクセスを担う事業者として共同で各空港への交通切符を往復切符のセットで発売するもの。料金も通常購入のきっぷの合計額よりも約10%安く設定し(割引率は路線、種類によって異なる)、切符を2人で片道ずつ利用することも可能。
国土交通省が発表する年間搭乗者数では、羽田空港と鹿児島空港を結ぶ路線は全国の航空網の中でも10位内に入る幹線。南九州と首都圏を移動する多くの航空旅客の空港アクセスの利便性と経済性を高める新サービスの提供となる。
京浜急行電鉄では、すでに小松空港、熊本空港、長崎空港などの空港アクセスの事業者と共同で同様の「羽田京急きっぷ」を発売している。また、新千歳空港、関西国際空港、大阪空港、広島空港、福岡空港、新北九州空港、那覇空港などでは、単体で京急電鉄の鉄道切符を事前購入することができる。