羽田経済新聞の今年の年間PV(ページビュー)ランキング1位は、羽田空港~成田空港間にリニアモーターカーを建設する構想を伝える記事「羽田~成田を15分で結ぶリニア構想-神奈川県が調査結果発表」が輝いた。
ランキングは今年1月1日から12月27日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10記事の5本が来年10月の再拡張・国際化に向けた羽田空港各所の建設工事の進ちょくに関するもので、3本が国際化後の就航路線の決定を伝えるニュースとなり、翌年の同空港の機能拡大への注目度の高さがうかがえる結果となった。
上位10位のランキングは以下の通り。(カッコ内は掲載日)
1. 羽田~成田を15分で結ぶリニア構想-神奈川県が調査結果発表 (4/16)2. 羽田空港、新国際線旅客ターミナルビル建設進む-ビル外観のモックアップも (3/13)3. 羽田空港の新D滑走路、現空港と橋でつながる-10月に暫定開通へ (8/20)4. 羽田空港からドイツ主要都市に直行便-来年10月以降の深夜早朝時間帯 (4/6)5. 羽田空港D滑走路、海面下の施工ほぼ完了-埋め立て・桟橋「接続部」 (6/1)
6. 羽田~アムステルダムに定期便-再拡張後3つ目の欧州路線 (2/10)
7. 羽田~バンコク便就航へ-日本・タイ航空協議が合意 (2/4)
8. 羽田空港沖に「滑走路島」出現-新滑走路の建設工事順調に進む (3/18)
9. 「モノレールSuica」に新デザイン登場-羽田空港2駅で先行発売 (4/7)
10. 羽田空港にそびえ立つ新ランドマーク-新管制塔の外観工事、最終段階に (1/13)
ランキング1位は神奈川県による独自のリニア構想だが、発表後に千葉県知事も同案を支援することを表明したことかなどから広く話題を集めた。また国交相が10月に表明した「羽田ハブ化構想」などにも連動し、首都圏空港の将来に向けた大きな話題として年間を通じて関心を集めた。
2位・3位・5位・8位・10位は羽田空港国際化に向けて建設が進む新旅客ターミナル・新滑走路・新管制塔の工事の進ちょくのニュースで、その中でも特殊工法が特徴的な海上D滑走路の記事が3本を占めた。また来年以降に同空港からドイツ・アムステルダム・バンコクへ直行便を運航することを関係国間で合意したことを伝えるニュースが4位・6位・7位となり、「国際化」の具体的な情報が注目された。9位は東京モノレールのオリジナルデザインのICカード「Suica」に関する話題で、航空ファンと鉄道ファンの親和性が反映された。
羽田経済新聞では引き続き、来年10月に向けて動きが拡大する空港関連情報を幅広くカバーするともに、空港を支える周辺地域の話題も積極的に取り上げていきたい。