羽田空港第2ターミナル出発階の販売店「東京食賓館 時計台3番前」店頭に11月25日より、各種土産商品をまとめて試食できる「Tasting Stand(テイスティング・スタンド)」が設置され、空港利用者の人気を集めている。
店頭の特設スタンドに並べたアクリル製のケースに9種類の土産品を収め、併せて試食品を提供するもの。利用者は店内に入らず、9種類の商品の見た目や味を確認することができる。同スタンド横には「YES/NOフローチャート」も置き、「空港に来た目的」「誰のための土産か」などに答えていくとお薦めの土産のタイプがわかるようにした。
販売店スタッフによると、スタンドを通じて「土産選び」を行う顧客とのコミュニケーションが増えているという。「展示方法やフローチャートの設置が斬新で楽しい」という声も聞かれるといい、同店の新しい試みは空港利用者に好評ようだ。
同店を運営する日本空港ビルデングによると、同様のスタンド設置は今回が初めて。利用者の利便性向上とともに、空港での土産ニーズに対するマーケティング調査が目的だという。多岐にわたる土産商品を「職場全体向け」「職場の個人向け」「恋人・友人向け」「自分・家族向け」「親せき・近所向け」の5つのタイプに分類し、それぞれに対する消費者の動向を検証する。前述のフローチャートの結果もこの分類に連動しており、検証結果は今後の商品戦略や店舗運営などに応用していく。
設置は12月22日まで。