国内の航空各社は2010年元旦早朝、「初日の出」チャーターフライトを運航する。
「初日の出」チャーター便は、主要空港から富士山上空付近などを約2時間かけて周回し、乗客が雲の上の航空機の窓から初日の出を楽しむ特別フライト。航空ファンだけでなく多くの人々から「おめでたい」「ご利益がありそう」と人気が高く、毎年発売直後に完売となる企画。
来年元旦は、JALが羽田空港・成田空港・関西空港から「2010初日の出 初富士フライト」を運航する。羽田空港出発便は5時50分に離陸。富士山上空、伊豆半島、大島付近を周回して7時50分に羽田に戻るスケジュール。料金は普通席の窓側から2席が5万6,000円(2人分)。通路側・中央席は1万4,000円(1人分)。「クラスJシート」の利用オプションも用意する。機内では「おせち風弁当」や「紅白まんじゅう」が配られる。
ANAは同社のマイレージプログラム会員向けの特別ツアーとして「2010年 元旦初日の出フライト」を、羽田空港と関西空港から運航する。羽田空港を5時45分に出発し富士山上空を遊覧するコースは、普通席窓側利用で6万円(2人分)。窓を含まない席利用で3万円(2人分)。プレミアムシート利用もできる。搭乗者には「記念搭乗証明書」や「升酒・お土産」なども用意する。
スターフライヤーも、北九州空港発着で上空1万メートルから初日の出を鑑賞するチャーターフライトの運航を予定。料金は3万6,000円~(2人分)。
航空関係者によると、「初日の出」を楽しむチャーターフライトを運航するのは「おそらく世界でも日本だけ」だという。