スターフライヤー(本社=福岡県北九州市)は10月1日より、羽田空港と北九州空港・関西空港を結ぶ同社の全路線・全便の機内で「松本清張フェア」を開催している。
同社が拠点とする北九州出身の作家・松本清張さんの生誕100年を記念して、同社がセレクトしたお勧めの松本作品を機内で貸し出す。ラインアップは「或る『小倉日記』伝」「ゼロの焦点」「点と線」「半生の記」など。併せて、松本清張生誕100年記念事業実行委員会が制作した「松本清張読本」も機内で希望者に無料配布する(既定部数がなくなり次第終了)。
同社広報担当者によると、フェア開始以来の貸し出し実績は1便で1冊程度だが、搭乗者からは「北九州市ならではの企画」「(記念事業のロゴの)黒のイメージはスタフラと合う」などのコメントが寄せられ、フェア開催をきっかけに機内で清張作品についての思いを話す人も多いという。
北九州市では地元の団体・企業・行政が一体となり今年1月より、さまざまな生誕100年記念事業やイベントを開催している。航空関連では北九州空港の旅客ビルを管理運営する北九州エアターミナルも協賛企業として参加している。
機内でのフェア開催は11月30日まで。