羽田空港第1旅客ターミナルビル・マーケットプレイス3階の広東料理レストラン赤坂璃宮(TEL 03-5757-8839)は3月5日~4月25日、期間限定で「春の特製茶葉料理膳」を提供している。経営は東京エアポートレストラン(大田区羽田空港3)。
期間中に販売する茶葉料理膳には、中国の代表的な緑茶の一種で杭州の特産として知られる龍井茶を使用する。龍井茶は「中国緑茶の王様」といわれ、中国を代表する銘茶の一つ。
前菜は、鶏肉を烏龍茶に90分漬け込み蒸籠で蒸し上げ、さらに烏龍茶と桜のチップでいぶして表面をパリっと揚げた若鶏の烏龍茶薫製。烏龍茶の味がよくしみ込んでいて、いぶしたお茶の香りも楽しめる料理となっている。
点心は、皮と具材に抹茶を練りこんだ海老ギョーザと、茶葉・枝豆・豚肉の角切りが入ってたもち米の焼売。共に茶葉の味わいを楽しめる工夫が施されている。芝海老と龍井茶の塩炒めは、油でさっと揚げて苦味を取ったあとも本来の香りを残す茶葉を芝海老と一緒に食べる料理。ご飯は、炊くのではなく茶葉と烏竜茶を使って蒸しかごでふかして調理する。昆布パウダーと帆立パウダーのみというシンプルな味付けだが、ほのかな甘味が楽しめる。
デザートは桜のアイスとココナッツを混ぜ、さらに桜リキュールで香り付けした桜のプリン。ぷるぷるの食感でババロアのような口当たりのプリンに、ココナッツと桜アイスを溶いた甘さ控えめのソースを絡めて楽しめる。
東京エアポートレストラン担当者は「ほぼすべての料理に茶葉が使われている茶葉料理膳は、肝臓を刺激して毒素と老廃物の排出を促す効能があり、健康に敏感な方々に最適なメニュー」と話す。
価格は1,650円。販売は11時から。