ANAは8月16日、羽田空港第2ターミナル内で、搭乗手続きを済ませた乗客を人力車で出発ゲートまで運ぶサービスを始めた。
同イベントは同社の「ANA夏の大作戦エアポート」プロジェクトの一環。「日本の歴史に触れ、レトロで活気あふれる雰囲気を楽しんでもらうことで旅に出掛ける『ワクワク感』を盛り上げたい」という狙いから、空港初となる人力車の運行を1週間の期間限定で始めた。人力車の乗客は、保安検査場で手荷物検査を終えた乗客の中から抽選で選ばれる。
人力車の運転は東京・浅草で観光用に人力車を走らせている業者が出張。幅1.3メートルの人力車が約400メートルの通路をゆっくりと走行する姿は空港利用者からの注目を集め、好評を得ている。
矢口秀雄東京空港支店長は「人力車は公共輸送産業の原点。ANAとしては常に原点に立ち返りながら、『あんしん・あったか・あかるく元気』に皆さまをお出迎えします」と話す。
併せて、イベント会場のANA係員と記念写真を撮影できる「思い出掲示板」も設置。同空港以外にも千歳・伊丹・関西・中部・福岡・鹿児島・沖縄の各空港の国内線出発保安検査場内と、成田空港の国際線出発保安検査場内に設置しており、掲示板の周辺でANA係員が写真撮影の声をかける。
両イベントとも今月22日まで。