マーケティング会社のハー・ストーリィ(広島市)はANAと提携し、羽田空港第2ターミナルの国内線「ANA LOUNGE」(本館)に新コンセプトの情報発信スペースをオープンする。
新スペースの名称は「INNOVATIVE VOICE supported by ANA」。「日本のビジネスパーソンに、不況を打ち破る活力を!」をテーマに、日本らしい技術・発想を通して成長する企業の情報を、頻繁に航空機を利用するビジネスパーソンへ伝えるのが狙い。
出展企業はラウンジ利用者へ自社ブランドの露出やプロダクト・サービスの紹介ができる。具体的にはラウンジ入り口でのパネルとブースを設置するほか、受付横で「INNOVATIVE VOICE」リーフレットや製品サンプル、企業広告パンフレットの配布やアンケート調査などを実施する。ラウンジ利用者への直接的な訴求を通して、販売促進や中長期のブランディングにメリットがあるという。
同社は現在、出展企業を募集している。選考の基準は、個性あふれる日本企業で「先進性・革新性」「細部への執念」「少年のような夢」「広告では語れない思い」という4つのポリシーを共有できること。紹介する商品・サービスについては、「一般的な広告では伝えられないビジネスパーソンの心を刺激する情報」としている。
展示期間は原則1社1カ月間。同社担当者によると、出展費用はブース制作費などの実費のみ。6月は光岡自動車が出展を予定している。
同ラウンジは「ANAマイレージクラブ」の上級ステータス会員やプレミアムクラスの搭乗者などが利用できる。席数は449席で、月間の利用人数は約15~18万人。年齢層は30~50代が中心。
出展などの問い合わせは「INNOVATIVE VOICE事務局」(TEL 03-5793-5632)まで。