トヨタ自動車(愛知県豊田市)、トヨタ不動産(名古屋市)、トヨタアルバルク東京(文京区)が8月29日、青海に次世代アリーナを建設する「TOKYO A-ARENA PROJECT(トウキョウ エー アリーナ プロジェクト)」の推進を発表した。
同プロジェクトは、2021年12月31日に営業を終了したトヨタの自動車展示施設「メガウェブ」の跡地再開発プロジェクト。建設を計画しているアリーナの仮称は「TOKYO A-ARENA」。プロバスケットボールの国内リーグ「Bリーグ」1部に所属する「アルバルク東京」のホームアリーナとして利用するほか、バレーボールや卓球などの室内競技、パラスポーツ、eスポーツなど幅広い競技イベントでの利用を計画している。
約2万7000平方メートルの敷地内にはメインアリーナ、サブアリーナ、「アルバルク東京」の本拠地となるアルバルク棟のほか、2つの屋外空間を併設。地域のにぎわいへの貢献と、施設内でのごみの削減、リサイクルなどを通し、持続可能なライフスタイルのデザインを目指すとしている。同社のモビリティーテクノロジーを活用したフード販売など新しいサービスの運用も検討している。
トヨタ自動車の豊田章男社長は「今回の新たなアリーナの計画には『スポーツ、アスリートへの感謝』と『可能性へ挑戦する人をサポートし続けたい』という2つのおもいを込めている。このアリーナは、トヨタのバスケットボールチーム『アルバルク東京』の新しいホームでもあるが、さまざまな競技の『聖地』になっていってほしいと考えている。パラスポーツや、知名度が低くまだまだファンやサポーターが少ない競技の力にもなっていきたい」と話す。
収容客数は約1万人。2025年秋の開業を予定。