国際自動車(港区)が現在、お台場周辺の観光施設をタクシーで巡ってもらう「お台場観光2022」を運行している。
飛沫施策などの感染対策を整備した車両を使う。8月31日に閉館予定のパレットタウンの大観覧車やチームラボボーダレスなどのお台場にある観光施設のほか、マラソンスイミングやトライアスロンの会場となった「お台場海浜公園」や、ビーチバレーの会場となった「潮風公園」など、東京オリンピックで使用した関連施設もコースに含む。
モデルコースは、東京駅を出発し、お台場レインボーブリッジ、お台場海浜公園の「自由の女神像」、ダイバーシティ東京プラザの「実物大ユニコーンガンダム立像」、潮風公園、パレットタウンの「大観覧車」「チームラボボーダレス」、有明テニスの森公園、有明体操競技場、有明アリーナ、豊洲市場、選手村「晴海フラッグ」を巡り、東京駅に戻る。コースには観光スポットの追加も可能。体験型施設などの入場予約は、利用客に行ってもらう。
同社DX推進室森田健太郎さんは「ウェブ予約や問い合わせの内容を見ると、高齢の両親と一緒に東京観光を楽しむ人が最も多い。タクシーの場合、観光バスのような段差による乗降時の不安もなく出発時間や訪問先を変更できる点が選ばれる理由のようだ」と話す。
料金は、5時間コース=2万5,100円、時間延長は30分=2,470円。各施設の入場料金、駐車料金、高速道路通行料は別途。