インターネットのコンテンツ開発を行うシオンコンサルティング（大田区山王2）は昨年12月25日、PC向けにネット配信するラジオ番組・ポッドキャストを携帯電話で聴く新サービス「ポッドケー」を本格スタートした。

　同サービスは、PC用に無料配信されているポッドキャストのコンテンツ（番組）をそのまま携帯電話向けに最適化して提供するもの。コンテンツデータを携帯でメール受信もしくはダウンロードする仕組みで、主要3キャリアすべてに対応する。

　NTTドコモのiモードでは聴きたいコンテンツを選んで空メールを送信すると、ポッドキャスト番組の音声ファイルを返信。auのEZwebとソフトバンクモバイルのYahoo!ケータイでは、聴きたい番組をダウンロードして再生する。どのキャリアでもキーワードによるコンテンツ検索やポッドケー「おすすめ」コンテンツへのアクセスも簡単にできる。

　コンテンツは携帯電話に保存されるため電波状態が悪い状態やエリア圏外でも聴くことができる。同社は、エンターテインメント系以外にも英会話・ニュースなど多様なコンテンツの利用を想定し、ユーザーターゲットを10代後半～40代と幅広く設定している。

　同社の織田隼人社長は心理コーディネーターでもある。心理学関連の著述やポッドキャスティングのコンテンツ制作を進めるうちに、これまでなかった同サービスの開発を思いついたという。今後も心理・教育分野の独自コンテンツの開発を進め、同サービスを通じて広くユーザーに向けて配信していく。

　利用無料。携帯キャリアへのパケット通信料はユーザー負担となる。