東京モノレール(本社=港区)は12月26日、羽田空港第1空港ビル駅北口にある「模型広場」をリニューアルオープンした。同日より広場内に設置する同鉄道の沿線の大型ジオラマに、モノレール車両の新型模型が走行を開始している。
同広場は同社が1999年12月、旅客誘致活動の一環として羽田空港第1ターミナルの駅改札近くに新設。同空港~浜松町駅の沿線地域の詳細レイアウトを設置し、そのジオラマの中を150分の1スケールのNゲージサイズの模型車両を走行させた。軌道の長さが約13メートルありミニチュアの航空機・東京タワー・首都高速なども置かれるジオラマは、開設当初より空港を訪れる多くの人たちから高い人気を集めていた。
今回のリニューアルでは模型車両2両を2000型電車に刷新。軌道も全線を再製作したほか、走行を制御するコントローラも最新のモデルを採用した。リニューアル作業は鉄道博物館(埼玉県さいたま市)の展示模型製作で実績のあるトータルメディア開発研究所(東京都千代田区)が担当した。
関係者や沿線の小学生らを招いて開催したセレモニーで、同社斎藤雅之社長は「(模型広場とモノレール模型を)末永くかわいがってもらいたい」とあいさつした。
年末年始の繁忙期を前に、羽田空港のにぎわいにまたひとつ彩りが加わった。