大田区区民・国際交流課は12月16日、区内の外国籍住民に向けた生活情報紙「Warbler(ウォーブラー)」の最新号を発行した。
同紙は同課が年に4号発行するもので、今回が68号目。外国人が生活に必要な情報や季節の話題を毎号、ルビ付きの日本語・英語・中国語・韓国語の多言語でまとめる。
最新号では「冬のこよみ」として年末から2月にかけての日本の伝統的な行事を紹介するほか、「ふれあいフェスタ探訪」「新聞紙はお助けグッズ」「小さいお子さんの急な発熱慌てないで」などの記事を特集。「インフォメーション」ページでは、区営駐輪場の利用方法や成人の日・異文化交流会などの行事案内を伝える。最新号は3,500部を発行し、区内12の鉄道駅などで配布する予定。
同区内では、東京23区で6番目に多い約1万8,000人の登録外国人が暮らす(東京都データ)。昨年同時期から約3.6%増加しており、今後も増加傾向が継続することが予想される。同区では各国語を話す住民に幅広く対応するためホームページを多言語化し、転入者向けの「くらしのガイド」の抜粋情報を3言語(英・中・韓)に翻訳している。また、区内のボランティアによる日本語教室に関する情報の提供なども行っている。
同誌の最新号の内容は、同区のホームページでも公開予定。