2010年10月の供用開始を目指す羽田空港の4本目の滑走路(D滑走路、2,500メートル)の建設工事で11月4日、桟橋部のジャケット(橋脚土台)総数198基の内、80基目の据え付けが完了した。
同滑走路は現在の空港島の沖合約620メートルに位置。多摩川河口の水流への影響を考慮し、全長の約3分の2が埋め立て式、残りの3分の1が桟橋形式のハイブリッド構造を採用する。桟橋部では今年1月9日に1基目のジャケットを据え付けて以来、週に約2基のペースで据え付けが続いていたが、今回の80基目の据え付けによりの進ちょく率が約40%に到達。橋脚上部の面積の合計は東京ドーム4個分を超える広さの約63,500坪になった。
埋め立て部でも今月より、埋め立て外周護岸の内側に初めて陸地が姿を見せており、24時間365日の昼夜連続施工で進む海上工事は順調に進んでいる。
同工事を管理する東京空港整備事務所(国土交通省)のホームページでは、「現場日記」として日ごとの桟橋部のジャケット据え付けの進ちょくや現場の状況を詳細な平面図や写真などで一般公開している。