お台場のイベントスペース「東京カルチャーカルチャー」(江東区青海1)で11月17日、名物司会者・テリー植田さんが司会を務めるラストイベント「ご当地雑煮祭 2016冬」が開催された。
同月20日に幕を閉じ、12月に渋谷へリニューアル移転する同施設。「ネットとリアルをつなぐ場所」として2007年お台場に誕生した。トークショー形式での観覧イベントの概念を越えたショースタイルを模索し、ドリンクやフードを楽しみながらトークイベントを観覧する気軽な雰囲気が話題を呼び、9年間にわたり約3000本ものイベントを開催。お笑いコンビ浅草キッド・玉袋筋太郎さんの「スナック玉ちゃん」、水族館プロデューサー・中村元さんの「超水族館ナイト」、缶詰博士・黒川勇人さんの「缶詰酒場」などのヒット企画を生み出したてきた。
そのうち、800本超のイベントの企画・司会・プロデュースを手掛けてきたテリー植田さんはお台場でのイベントを振り返り、「『大人の平日の新しい遊び方』を考案するため、わざわざお台場に遊びにいきたいと思えるような企画や人物探しを行ってきた」と話す。
「ネット上で100万人が面白いというのも良いが、各地域から面白い人を招いて、リアルの場で100人が熱狂している場所をつくっていきたい。さらにそれがネットでも拡散されることで地方のPRや活性化にもつながれば」と思いを語る。
渋谷移転についても、「お台場で積み上げてきたノウハウを生かして、昔渋谷で遊んでいた40代、50代の人たちが戻って来られるような新しいカルチャーをつくっていきたい」と意気込む。
渋谷の新拠点のオープンは12月7日。同月9日開催の「中村元の超水族館ナイト【増館号】」が、テリー植田さんが司会を務める渋谷での初イベントとなる。詳細はホームページで確認できる。