東京ベイエリアの公園で11月12日、近世貴族風の衣装を身にまとう人々が優雅にピクニックを楽しむ姿が見られた。
大田区が主催する「OTAふれあいフェスタ」(大田区平和島)で、コスプレイベントの企画を手掛ける勇者屋が開いた「コスプレ博inふるさとの浜辺公園」に、さまざまな衣装のコスプレイヤーが集まる中、スカートが大きくふくらんだドレスや金色の巻き髪など、ヨーロッパの貴族を思わせる衣装に身を包んだ参加者が目を引いた。
集まったのは、ブルボン王朝に関する衣装を着てブルボンのお菓子を食べる「ブルボン会」の有志。ヨーロッパで人気がある近世の貴族の衣装を着て城の庭でピクニックをするイベントにあやかり、東京でも屋外の芝生の上で同じ時間を楽しみたいという人々が参加。自作の衣装を身にまとい、「ルマンド」「ルーベラ」などブルボンのお菓子を囲んで優雅な宴が開かれた。
2回目となる開催について、主催者のNomiさんは「この日は最高のピクニック日和。みんなで貴族の服装で食べるとお菓子がさらにおいしい。場所を提供してくれた運営元や参加者、ブルボンに感謝している」と振り返る。
マリー・アントワネットに扮(ふん)した参加者の汐音(しおね)さんがオーストリア旅行土産のチョコレートを持参し、実家土産として振る舞う場面も見られ、「パンがあってもケーキを食べればいい」と笑いが絶えない宴の合間に、園内を散歩する人と記念撮影をするなど交流を楽しんだ。
※初掲時、内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。