京浜急行電鉄は10月24日、同社系列のホテル「京急EXイン」の新規店を蒲田の駅前商業地区の中心部に出店すると発表した。
新店の名称は「京急EXイン蒲田5丁目」(仮称)。計画地は京急蒲田駅とJR蒲田駅を結ぶ商店街の中間で、両駅からそれぞれ徒歩5分の好立地。同地に建設される地上16階・地下1階の複合商業ビルの4階以上を占める。総面積は約900坪で、客室は155室。2009年1月中旬に着工し、2010年10月下旬の完成を目指す。
同店は、「京急EXイン大森海岸駅前」「京急EXイン新馬場駅北口」に続く同ホテルチェーンの3店目。蒲田地域の商業地区・オフィス街に加え、羽田空港へのアクセスが良いことから、ビジネス客を中心にした客層の需要を見込む。また初めての複合ビルへの出店として、商業施設との営業面での連携などでも集客を図っていく。
さらに同社は、4店目となる「京急EXイン浅草橋駅前」(仮称、台東区浅草橋1)の新店計画も同時に発表した。JR総武線・都営地下鉄浅草橋駅から徒歩2分の立地で、京急沿線以外では初めての出店。
宿泊特化型ビジネスホテルである同ホテルチェーンは今月、同様のコンセプトで運営する西鉄イン(本社=福岡県福岡市)、名鉄イン(本社=愛知県名古屋市)と業務提携を結んだ。今後、集客・販売促進・業務の効率化・経費削減・社員教育などについて3社による連携を検討し、顧客満足度の高いホテルグループを目指すという。