国土交通省と東京都が10月26日、深夜早朝の空港アクセスを改善するために深夜早朝時間帯の羽田空港(東京国際空港、東京都大田区)と都心方面などを結ぶアクセスバスの実証運行を開始した。
羽田空港は現在、24時間運用可能な拠点空港として年間約7000万人が利用されているが、深夜早朝時間帯(23時~6時)の利用状況は比較的余裕があるため、この時間枠の利用を促進し、旅行者数の拡大と首都圏の国際競争力の強化を狙う。
運行路線は、羽田空港と都心ターミナル駅等を結ぶ5路線。運行主体となる東京空港交通、京浜急行バス、東急バスと提携し、「羽田空港~銀座・東京・秋葉原」「羽田空港~新宿・池袋」「羽田空港~渋谷」「羽田空港~大鳥居・蒲田・品川」「羽田空港~横浜(YCAT)」を結ぶ。
運行本数は、各ルート1日1往復。既存の公共交通機関の運行が行われていない羽田発深夜1時台、羽田着早朝4時台に運行する。実証運行期間は2015年3月31日まで。