東京湾岸エリアの商業施設で7月・8月の特定日に、ショッピングを楽しむ母親に向けた新形態の託児サービスが提供される。

　「引率」で子どもをケアする事業を展開する引率舎（葛飾区）が、東京ジョイポリス（港区台場1）とユナイテッド・シネマ豊洲（江東区豊洲2）で提供する「ママイム」。新サービスは「ママが自分にもどる時間」をコンセプトに、ショッピングモールなどの大型商業施設で、映画館・遊園地・職業体験・テーマパーク・アミューズメント施設など子どもが行きたくなる場所に引率スタッフが同行することで、子どもだけで参加できるイベントを開催する。保護者の「ママ」は子どもを預けている間、ショッピングなどの時間を自由に楽しめる。

　保護者の都合で子どもを預ける従来の「託児所」と異なり、「子どもが行きたいと思うイベント」を実施する点が特徴で、料金も親子でアミューズメント施設や映画館を利用する際の合計よりも安くなるように設定。「保護者と子ども両者の願望がかなう新形態の託児サービス」になるという。

　体験型アミューズメント施設の「東京ジョイポリス」では7月20日、8月3日・23日に開催。時間は午前の部＝10時～13時30分、午後の部＝14時30分～18時。料金はペットボトル飲料を含み4,500円（親子で同施設に入場する場合は合計6,800円）。対象は身長が110センチメートル以上の小学生。

　シネコンの「ユナイテッド・シネマ豊洲」では8月24日に実施。予定時間は午前の部＝9時～11時30分、午後の部＝12時30分～15時、夕方の部＝16時30分～19時。対象の映画作品は「ポケモン・ザ・ムービーXY『破壊の繭とディアンシー』／同時上映『ピカチュウ、これなんのカギ？』」「プレーンズ2 ファイアー＆レスキュー」「STAND BY ME ドラえもん（3D）」。料金は2D作品＝2,500円、3D作品＝3,000円（親子で鑑賞した場合の合計は3,600円）。いずれも「バックヤード映写室」の見学が付く。対象は5歳～小学生。

　同社では「109シネマズ港北」（横浜市都筑区）でも7月と8月に「ママイム」の提供を予定するほか、今後は大型商業施設などで広く同サービスを展開していきたいとしている。