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空港内美術館で細川家の「名碗」企画展-羽田ディスカバリーミュージアム

展示作品の1つ、河井寛次郎作「茶碗 彩碗(さいわん)」。無骨さと精巧さが共存す る。

展示作品の1つ、河井寛次郎作「茶碗 彩碗(さいわん)」。無骨さと精巧さが共存す る。

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 羽田空港第2ターミナル(大田区羽田空港3)本館南側3階にある美術館「ディスカバリーミュージアム」で3月15日より、新企画「永青文庫コレク ション 細川家珠玉の名碗(わん)」が開催される。

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 代々茶の湯の文化に深く親しんだことで知られる細川家。二代忠興(ただおき、1563~1645)は戦国武将でありながら、千利休(1522~1591)の高弟の一人に数えられる茶人でもあったという。同展では細川家に伝来する重要美術品の「黒楽(くろらく)茶碗 おとごぜ」をはじめとする中世以前の作品や近現代の人間国宝の作品などを含めた25点を展示。「茶の家に伝来する多彩な名碗の数々に歴史を超えて流れる『和の美学と技』を発見できる」と同館広報担当者。

 主要作品は、中国・江西省の吉州窯で焼かれた木の葉文様のある茶碗「吉州窯(きっしょうよう) 木葉天目茶碗」、片口の注ぎ口を欠いて茶碗に転用した、細川忠興の秘蔵「大高麗茶碗 三斎公所用」など。併せて、スピード感のある刷毛(はけ)目が力強い細川護煕さんの作品「刷毛目茶碗」を特別出品する。

 開催期間は、前期=3月15日~4月20日、後期=4月22日~6月15日。開館時間は11時~18時30分(土曜・日曜・祝日は10時~)。4月21日は展示の一部入れ替えのため休館。入館無料。

 同館は2010年10月にオープンした国内初の空港内美術館。700年の歴史を持つ細川家の約6000点の美術工芸品と5万点以上の歴史文書を所蔵する「永青文庫」の所蔵品を、従来の美術館の枠を越えたラウンジ風の新しいスタイルで常設展示する。

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