国土交通省は2月21日、日本とオーストリアによる航空協議が合意し、首都圏空港を含む航空自由化「オープンスカイ」を認めたと発表した。
主要合意事項は以下の3つ。羽田空港・成田空港ほか首都圏空港を含む2国間輸送を相互に自由化する「オープンスカイ」、首都圏空港以外の空港での2国間の輸送と以遠地点への輸送(相手国で旅客・貨物を積み込み、第三国へ積み卸す)の相互自由化、日本とオーストリア双方の航空会社の運航柔軟性を拡大するコードシェア(共同運航)の枠組みの完全自由化。
羽田空港関連では、深夜早朝時間帯において双方の国の会社が1日1便ずつの運航を可能とする枠組みを設定。羽田とオーストリア主要都市を結ぶ新路線などの開設が可能になった。
首都圏空港を含めたオープンスカイに合意した国・地域はオーストリアが27カ国目。(取材協力=みんなの空港新聞)