東京モノレール(港区)に9月16日、開業以来初めてとなる女性運転士が誕生した。
同運転士は、同社運輸部乗務区所属の川田育実さん。保育士勤務を経て2006年10月に入社後、羽田空港第1・2ビル駅で駅員として勤務していた。運転士としての教育・訓練を終了し9月12日に関東運輸局から運転免許の交付を受け、16日午後に乗務を開始した。
初便運行後羽田空港第2ビル駅ホームに降りた川田さんは、初めての乗務を終えた感想を「とても緊張した」と話した。同社担当者は、1964年の開業以来初めてとなる女性運転士が誕生したことについて、「会社が新しい展開を見ることは大変喜ばしいこと」とコメントした。
今後は男性運転士と同様のスケジュールで通常ダイヤの列車に乗務し、羽田と浜松町を結ぶ空港アクセスの運行業務を担う。
女性の鉄道運転士は数年前からJR各社などで活躍するほか、今年7月には西武鉄道(豊島区)でも約60年ぶりに復活し話題になった。