香港初のLCC・香港エクスプレスは11月7日、羽田空港と香港国際空港を結ぶ新路線に就航。同社初の日本路線を開設した。
同社はフルサービスエアラインの香港航空の姉妹航空会社。昨年まで関西国際空港線にも就航していたが今年、LCCに業態変更。10月に新たに、タイ・マレーシア・中国・台湾の5都市に就航した。
羽田~香港線のスケジュールは、羽田発=1時30分・香港着=5時45分、香港発=19時5分・羽田着0時30分で、デーリー運航する。片道普通運賃は1万2,700円で、燃料サーチャージはかからない。羽田は深夜時間帯の発着となり地上アクセスの問題はあるが、これまでにない旅程設定の可能性と格安の運賃設定で新たな旅行需要が期待されている。
一方で、同社の公式ウェブサイトは現在、日本語ページなどを「アップグレード中」としている。LCCのビジネスモデルはオンラインでの直販が主流だが、多言語化の対応が日本路線就航日に間に合わなかった模様だ。羽田線の座席は現在、英語または中国語ページで香港出発の旅程のみオンライン予約ができる。同社予約担当者によると「羽田発の予約はコールセンターと旅行代理店でできる。ウェブサイトの日本語対応と羽田発の予約開始は間もなくの予定」という。
同社は香港国際空港を拠点に、アジア地域の人気観光地へ路線展開を進めるとしており、11月21日には関空国際空港線への就航も計画している。