東京空港交通(中央区)は10月30日、羽田空港・成田空港・都心停留所間の「リムジンバス」路線に導入する新型車両「Super Cabin(スーパーキャビン)」を発表した。
新型車両のシートピッチは従来より10センチ広く、座席中央に肘掛けも装備する
新型モデルの座席数は、現在、成田空港発着路線で使用されている車両より4席少ない38席。シートピッチ(前後の座席間隔)はこれまでより10センチ広い約90センチメートルとし、各座席の幅も若干広げた。2人掛け席の中央にもアームレスト(肘掛け)を装備し、窓も横方向に大型化。ゆったりとした空間でくつろげるよう、快適性の向上に工夫を凝らした。
車両の両サイドとリア面には、飛行機の尾翼と広いシートを融合させた「Super Cabin」のロゴを掲出し、新ブランドをPRする。
新型車両は11月中旬より当初最大で8台を導入。羽田空港~成田空港線を含む28路線で順次、運行を開始。以降、運用と利用の状況みて改良を加えるなどして、来年度以降の増台を予定する。
新型車両の導入は、2020年の東京五輪開催決定を契機に、今後増加が期待される訪日外国人旅客へのサービス向上の一環。新たに導入した設備は、大柄な外国人にも快適に利用できる仕様としたという。