お台場の複数の大型商業施設の壁面に11月、大規模な「プロジェクションマッピング」などのイルミネーションが点灯する。
プロジェクションマッピングは既存の建物の外壁部分などをスクリーンとして使い、表面の形状に合わせた補正をあらかじめ施すことで、色鮮やかで立体的な静止画や動画を投影する技術。お台場の商業施設「ダイバーシティ東京」と「ヴィーナスフォート」では11月1日より、週末やクリスマスなどのイベントに合わせて実施する。映像プログラムの詳細などは現在、調整中。
ダイバーシティ東京では約40万個の電飾を使用する通常イルミネーションも点灯を予定し、建物全体で「ロマンチックで幻想的な、温かさと癒やし」の演出を行うという。
フジテレビ本社ビルでは12月より、ブラインドを閉じた窓にLEDライトを照射し、音楽に合わせたアニメーションなどを映すイルミネーションを行う。ビルの窓を使った音と連動するイルミネーションは日本初という。
お台場エリアでの大規模なイルミネーションの実施は、東京都が進める臨海副都心を「MICE(会議・報奨研修旅行・展示会)・国際観光の一大拠点として発展させる取り組みの支援を受ける。2020年の東京五輪・パラリンピック開催を念頭に、内外からの来訪者に「国際観光拠点としてふさわしい『おもてなしの心』」をダイナミックに伝えようとするもの。
各施設でのプロジェクションマッピングの点灯は通年を予定し、お台場エリア全体の新しい夜の観光リソースとなることが期待されている。