自転車ロードレース「TOUR OF JAPAN(ツアー・オブ・ジャパン)」の最終・第6ステージ「東京ステージ」が5月26日、大井埠頭(ふとう)エリア(品川区八潮3)をゴールに開催された。
UCI(国際自転車競技連合)公認の国際大会。「日本版ツール・ド・フランス」とも呼ばれ、都府県をまたぐステージレースを展開する国内唯一の大会でもある。16回目の開催となる今回は、海外7・国内9のチームが出場。今月19日の堺ステージ(大阪府堺市)を皮切りに移動日を含め8日間にわたり、美濃(岐阜県)・南信州(長野県)・富士山(静岡県)・伊豆(同)の各ステージで熱戦を続けてきた。
東京ステージは総距離112.7キロメートル。11時に日比谷シティ前(千代田区)をスタートし南下、大井埠頭エリアを周回後、トップ選手は2時間34分31で、みなとが丘埠頭公園付近のフィニッシュラインを走り抜けた。
最終ステージと総合結果の主な入賞者は次の通り。ステージ優勝(区間賞)=西谷泰治さん(愛三工業レーシングチーム、2年連続優勝)、個人総合時間賞(最終結果)=フォルッナ-ト・バリアーニさん(チームNIPPO・デローザ、2年連続受賞)、山岳賞(総合・最終結果)=ダビデ・ヴィガノさん(ランプレ・メリダ)、新人賞(総合・最終結果)=ジュリアン・デービッド・アレドンドさん(チームNIPPO・デローザ)など。
受賞者には自転車ロードレースの勝者の証しである各色の「リーダージャージー」が与えられた(ポイント賞=青色、山岳賞=赤色、個人総合時間賞=緑色)。「総合優勝者」でもある個人総合時間賞を受賞したバリアーニさんは受賞式で「(昨年よりも)とてもレベルの高い戦いで勝ち抜くのは大変だったが、落ち着いてレースに臨めた。全体的に日本人選手のレベルも上がってきていていると思う」と話し、関係者と観客に喜びを伝えた。
当日の東京地方は真夏を思わせる快晴で、スタート地点・沿道・ゴールエリアでは大勢の自転車レースファンらが出場選手とチームを応援した。来場観戦者数は12万5000人(主催者発表)。