JALは3月3日、羽田空港から全て女性スタッフの手による特別便「ひなまつりフライト」 を運航した。
「ひなまつりフライト」の搭乗ゲートで乗客にひなあられを手渡す女性スタッフ。
ひな祭りにちなみ、定期便の運航に必要なほぼ全ての空港業務を同社グループの女性スタッフが担当する特別企画。対象となった羽田発高知行きのJL1487便では、旅客に接する旅客スタッフ・客室乗務員だけでなく、運航乗務員、整備士、給油担当者、搭載担当者、貨物担当者、トーイングカーのドライバー、運航乗務員へ飛行計画を説明する担当者や飛行機の重心位置を決める担当者まで、運航に関わる業務のほぼ全てを女性スタッフが行った。
第1旅客ターミナルビルの搭乗ゲートでは、同便を担当する運航乗務員、客室乗務員、整備士、グランドスタッフ、ラウンジスタッフ、給油担当者ら10人が制服姿で並び、旅客に直接ひなあられと手書きのメッセージカードを手渡した。出発直前には駐機場で、横断幕を掲げた女性スタッフ25人が機体を見送った。
同便は同社の若手社員の「お客さまに楽しんでいただきたい、感謝の気持ちを伝えたい」という思いがきっかけで2009年より毎年3月3日のひな祭りにあわせて運航。今年で5回目の実施となった。季節のイベントとして利用者の間で人気があり、搭乗者は普段にも増した華やかな雰囲気に目を細め、写真撮影などを楽しんでいた。(取材協力=みんなの空港新聞)