台場・豊洲・有明など湾岸エリアで11月21日、有料の貸自転車サービスが始まった。
江東区が「豊洲グリーン・エコアイランド構想」の一環として実施する「江東区臨海部コミュニティサイクル実証実験」。NTTドコモが運営する。
対象エリアは豊洲・東雲・有明・青海・台場の各鉄道駅周辺。20カ所に駐輪ステーションを設置し、計300台の自転車でサービスを提供する(サービス開始当初はステーション11カ所、自転車計150台)。利用には携帯電話からの事前の会員登録が必要で、貸し出しと返却は「おサイフケータイ」機能を使う。
料金は時間貸しが60分=100円、超過料金は30分=100円。日額=500円、月額=1,000円などで誰でも利用できる。決済はクレジットカードのほか、日額の場合はPASMO・Suicaなどの電子マネーにも対応。利用可能時間は7時~22時。返却は24時間、どのステーションでも受け付ける。
昨年4月より、同様のコミュニティーサイクル社会実験を実施している同社。先行事業の運営ノウハウを湾岸エリアでの実験に生かし、さらに質の高いサービスの実現を目指すという。ステーションを鉄道駅周辺に設置するのは観光客らに「エコな移動手段」を提供し、地域内での回遊性を高めようとするもので、並行して交通安全ルールの啓発活動や安全推奨ルートの作成なども行い、安心安全なコミュニティーサイクルの実現に取り組んでいく。