羽田空港第2ターミナルで11月2日より、イギリス人の音楽家で環境音楽(アンビエント・ミュージック)の先駆者であるブライアン・イーノさんの最新アルバム「LUX」の先行試聴イベントが開催されている。
イーノさんは「意識して聴くこともできるが、また、無視することもできる音楽」としての環境音楽を提唱。作品に「聴く」という行為を意識させずに「環境」として漂う音楽というコンセプトの「DISCREET MUSIC」や、代表作である「MUSIC FOR AIRPORTS」を含むアンビエント・シリーズなどがあるほか、これまでにマイクロソフト社の「ウインドウズ95」の起動音なども手掛けていることで知られる。
同ターミナルの4カ所で先行試聴できるのは、21世紀初のアンビエント作品となる今月7日リリースの最新アルバム「LUX」(全4曲)。カフェ&バー「マーゴ・バー」(地下1階)では店舗周辺にイタリア製高音質スピーカー「RCF」を設置し、周囲に向けて音楽を流す。同店内カウンターではSHM-CD仕様の国内初回限定盤を高音質ヘッドフォンで試聴できるブースも設置。ディスカバリーミュージアム(3階)館内では、アルバムをBGMに採用。到着ロビー(1階)とマーケットプレイス(地下~5階)でも「周辺に溶け込むように」同アルバムの全曲を流す。
6日まで。