お台場の日本科学未来館(江東区青海2)は6月7日、7月に開幕する「『科学で体験するマンガ展』~時を超える夢のヒーロー~」の詳細を発表した。
子どもたちに大きな夢を与えた1960~1970年代の漫画作品に登場するヒーロー・ヒロインの能力を科学技術で再現し、未来を描く力やマンガ文化の素晴らしさ、科学技術とその可能性を伝える体験型の企画展。
ヒーロー・ヒロインとして登場するのは「怪物くん」(藤子不二雄(A))、「サイボーグ009」(石ノ森章太郎)、「鉄腕アトム」(手塚治虫)、「ドラえもん」(藤子・F・不二雄)」、「ひみつのアッコちゃん」(赤塚不二夫)の5作品の主人公。
展示はそれぞれ、画像データから特定の物体や形状を検出する画像処理技術を使い自由自在に伸びる腕を体験できる「怪物くんの伸びる手!」、空間に画像を表示すディスプレーと超指向性のスピーカーでサイボーグが高速で移動しながら戦うシーンを再現する「004!敵を発見し、倒せ!」、CGを立体物に投影し質感や動きをダイナミックに変化させる技術「プロジェクションマッピング」を用いてアトム誕生の瞬間に立ち会える「鉄腕アトム誕生」、音声認識技術により自分の声が画面上で文字となってキャラクターを驚かすドラえもんのひみつ道具の「コエカタマリン」、顔画像認識技術により鏡の前で呪文を唱(とな)えるとなりたい姿に変身できる「魔法の鏡で変身!」など。
開催場所は同館1階「企画展示ゾーンa・b」。時間は10時~17時。火曜休館(夏休み期間中を除く)。入場料は大人=1,300円、18歳以下 =700円で、常設展示も見学できる。企画展のみの入場は大人=1,000円、18歳以下600円。期間は7月7日~10月15日。