大田文化の森(大田区中央2)が4月より連続で開催した体験講座「アジア大好き!~食と文化」が7月12日、第5回の終了をもって閉講した。同講座は大田文化の森運営協議会が主催する大田区の公募企画。区民が応募し、開催した。
第1回と第5回は「アーユルヴェーダ健康法(インド周辺国に伝わる健康法)」と「仏教美術(マンダラ・タンカ)の世界」を、プロジェクターなどを用いながら学び、第2回~4回はインド・ネパール・ミャンマーなどの料理法を現地出身者らとともに体験した。
募集開始時より多くの参加希望者が各回に応募し、第1回~5回をすべて受講した人もいた。受講者は女性が中心だったが、チラシを見て各国の料理を作るのが楽しそうだと応募した男性参加者の姿もあった。
講座内容は参加者に好評で、「(現地出身の方が直接講師をした回では)言葉の壁を少しだけ感じたが、自分でも本を読むなどしてアジアについてもっと学びたいと思った。今後も表面だけではない、本当のアジアを知りたい」(参加者の石井真理さん)。
同講座を企画・実施した区民によると、最終回の直前にできたメーリングリストには受講生からアジアに関するイベントなどの情報がさっそく書き込まれ、すでに講座から派生した人々のつながりが生まれているという。「せっかくこういう場を借りて参加者の方々と知り合うことができたので、また機会を作って(地域に住むアジアに興味を持つ人々と)交流していきたい」と話す。
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