お台場シネマメディアージュ(港区台場1)で3月18日、「TOHOシネマズ学生映画祭」が開催され、3部門4作品が受賞作に選ばれた。
同映画祭は、全国の大学生・専門学校生・高校生と海外への留学生が参加する「学生による学生のための映画祭」。作品制作と映画祭の企画・運営・宣伝、ポスターなどの制作を全て学生が行う点が特徴。2007年より毎年開催され、今回が6回目。
今年の開催テーマは昨年に引き続き「つながる」で、「ショートフィルム部門」「短編アニメーション部門」の2部門に計207作品がエントリーした。当日は1次・2次審査を通過した13作品が上映され、映画監督の大谷健太郎さんらが審査を行った。
受賞作品と監督名・学校名は次の通り。ショートフィルム部門グランプリ=「ひとりぼっちの世界」(三原慧悟さん、慶応義塾大学)、同準グランプリ=「夜明けまで」(中川龍太郎さん、同) 、短編アニメーション部門グランプリ= 「抱卵の日」(塩川遼子さん、京都造形芸術大学卒業)、同準グランプリ =「When I was young…」(オオニシカオリ、University for the Creative Arts at Farnham卒業)。ショートフィルム部門準グランプリの「夜明けまで」は「特別賞・ROBOT賞」にも選ばれた。
各賞の受賞品の制作者には、それぞれ現金の副賞が贈られ、特別賞のROBOT賞の監督には映像ソフト制作を手掛けるロボットの映像企画に参加できる権利も与えられた。
ショートフィルム部門グランプリの「ひとりぼっちの世界」は、何でも願いのかなう「妄想スイッチ」を手に入れた若者を描く15分間の作品。ほかの受賞3作と共に4月2日、ユーチューブとユーストリームの同映画祭のチャンネルで公開予定。