羽田空港第2ターミナル3階南端にある常設美術館「ディスカバリーミュージアム」で1月21日、新展示「四百年前の春 武将たちの嗜(たしなみ)」が始まる。
同館6回目の企画展で、徳川家康が関ヶ原の戦いに勝った1600年代前半の乱世を生き抜いた戦国武将たちが、新たな気持ちで迎える日本の春をどのように感じ、それに向き合ったかを感じられる内容となる。鑑賞者には作品を通して日本の心や心豊かな生き方を再発見してもらいたいという。
主要作品は細川幽斎筆「徒然草色紙貼交屏風(つれづれぐさしきしはりまぜびょうぶ)部分図」(桃山~江戸時代初期)、細川三斎作「茄子形提重(なすがたさげじゅう)」(江戸時代)、利休所持「芒菊桐紋蒔絵碁笥(すすききくきりもんまきえごけ)」(同)など。
同館は2010年10月にオープンした国内初の空港内美術館。700年の歴史を持つ細川家の国宝・重要文化財を含む約6000点の美術工芸品と5万点以上の歴史文書を所蔵する「永青文庫」の所蔵品を、従来の美術館の枠を越えたラウンジ風の新しいスタイルで常設展示する。
展示期間は、前期=2月29日まで、後期=3月3日~4月15日。3月1日・2日は作品入れ替え作業のため休館。開館時間は11時~18時30分(祝日は10時~)。入館無料。