JALとANAは2012年元旦、機上から「初日の出」「初富士」を楽しむ特別フライトを運航する。

　元旦早朝に雲の上から日の出を見る毎年恒例の人気企画。JALはジャルパックが企画するチャーターフライトとして羽田空港と成田空港から運航する。羽田発着コースは150席のボーイング737-800型機で6時に離陸。富士山北西側の上空で初日の出を楽しみ、伊豆半島・大島付近を巡り8時に羽田に帰着する。成田発着コースは210席の国際線仕様のボーイング767-300型機を使用し、早朝6時に離陸。銚子沖上空で初日の出を見て富士山北側上空を回り、8時ごろに成田に戻る。機内では「お楽しみ抽選会」を実施するほか、参加者に「搭乗証明書」「おせち風弁当」「紅白まんじゅう」を提供する。料金は羽田便の窓側からの並び席が5万6,000円～（エコノミークラス席利用の2人料金）、成田便の窓側からの並び席が4万8,000円～（同）。1人での参加もできる。販売開始は11月16日。

　ANAは同社のマイレージプログラム会員を対象に羽田空港発着のチャーター便を運航。ANAスカイホリデーの企画で、ボーイング787型機の使用を予定。未明の5時35分に羽田を出発し、機窓から「初日の出」「初富士」を楽しんだ後、7時45分に羽田に帰着する。搭乗証明書と機内での食事ととそ・土産が付く。料金は並び席が4万円～（2人料金）。予約開始は11月24日。

　航空関係者によると「初日の出チャーターフライト」は世界でも珍しい日本独自の企画。毎年JAL・ANA・スターフライヤーなどが元旦に運航しているが人気が高く、予約開始直後に完売するケースがほとんど。（取材協力＝みんなの空港新聞）